ジャンヌ・ダルクみたいと言われた日

6時起床。8時作画開始。延々と髪の毛を描いていたので成果は5時間で2ページだった。

毛流れを描くのはリラックス効果がある。時間で見るとそんなにかかるの、と思ってしまうが、描いている時は時間を忘れて集中できる。始めてしまうと案外難なくできてしまうものだ。

早めに切り上げ、諸用で人と出かけた。会話してると、ふっと「ジャンヌ・ダルクみたいだね」と言われた。

私がつい先ほど言った言葉でそう思ったと言う。少し自信をなくしていたらしい相手を、何気ない言葉で励ましていたらしい。絵画のイメージだと言うので、思い当たる名前を言い、それそれと笑いあった。民衆を導く自由の女神だ。

当初の目的とは違ったのだが、流れでその人の人格を形成した寂しい体験を聞いた。根の深いものだった。

強く助けたいと思ったが、励ますのも、共感や優しい声掛けも、その人の深いところまで届いてはいないようだった。なので、関心を持って聞くことだけした。

人を救えると思わないことにした。でも、助けたいとはずっと思い続けようと思う。途中、店に寄ったので駄菓子を買って渡した。安いものなら重たくならない気がしたのだ。さりげなく渡せたので、よっしゃと思ったが、「お金のある人は違うね」と笑うので、「あなたに渡そうと思って買った」と言ってしまった。

やっぱりジャンヌ・ダルクだねと言われた。

帰宅。買ったアップルパイを切り分けながらback numberのアップルパイを機嫌よく歌ったが、今だと少し昔の歌なのかもな。学生時代、バスのレクでbacknumberが好きと言ったら、クラスのイケメンが大声で「マジで?俺と同じじゃん!」と言ったことを覚えている。ふひ。春だわ。

おしまい。